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「もちろん創造性を発揮するには、気候が適切であることが大前提だ。
その昔私は、ゲルマン人が原野で暮らしていた大昔までさかのぼる、いささか壮大すぎる議論を進めなければならなかった。気温が低いとゲルマン人は何もしなくなる。それは否定できない。何かを創造するより、暖をとるほうが重要になるからだ。」(P152)と論じるのは、『帰って来たヒトラー』のヒトラーである。『帰って来たヒトラー』は第二次大戦末期、ヒトラーが自殺した瞬間に現代のドイツにタイムスリップした、という設定の、コメディ小説。 上記に続いて「スウェーデンやノルウェーなどの北国を見てみるがいい。聞いたところでは昨今、スウェーデンは家具の分野で大きな成功をおさめているそうだが、彼の地の気候を考えれば、それはさして驚くことではない。スウェーデン人はあのしょぼくれた国の中で年がら年中、暖をとるための薪あつめに明け暮れてきた。そこから机だの椅子だのを作る技術が発達するのは別に不思議ではない」などと言う。 ううむ、私も「創造性を発揮するには、気候が適切であることが大前提だ」とよく言ってるのでヒトラーとかぶってる。もっとも日本の場合は夏が暑すぎるのが問題なのだが。 このセリフが歴史上のヒトラー自身が語ったのか、著者ティムール・ヴェルメシュ氏による創作上のヒトラーの言葉なのかは不明だが。本書は正直笑えるが、吹きだす度に居心地の悪さも当然感じるのである。 しかしこの手のタイムスリップものはオチの付け方が難しいが、どう終わるのか、まさか夢オチじゃあるまいなと他人事ながらハラハラして上下巻を読んだが、結局オチはつけていないw 『帰って来たヒトラー2』を出すつもりじゃあるまいなw
by akapopula
| 2015-09-04 21:00
| Books
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